毎年迷う期末の仕訳をスムーズに進める方法とは?
■期末特有の仕訳を一覧化して対応しやすくする
経理業務のなかには、減価償却費や前払費用の振替など、期末にだけ発生する仕訳があります。
こうした処理は年に一度しか行わないため、「これ、なんだったっけ?」と戸惑うこともあるかもしれません。
そのような混乱を防ぐためにも、期末に必要となる仕訳を一覧にまとめておくと安心です。
あらかじめ整理しておくことで、毎年の作業をスムーズに進めやすくなります。
会計事務所に記帳を依頼している場合でも、どのような処理があるのかを知っておくだけで理解が深まり、確認もしやすくなるのではないでしょうか。

■具体的な仕訳をイメージしておく
期末に計上する代表的なものとしては、前納した保険料や地代家賃、未収金、減価償却費などがあげられます。
たとえば、地代家賃を前払いしている場合には注意が必要です。
6月決算の会社を例にすると、6月末に7月分の家賃を支払っているケースでは、その支出は翌期に対応するものとなります。
この場合は当期の費用とはせず、前払費用として処理する必要があります。
そのほかにも、未払金の計上や、小売業であれば在庫の計上など、期末ならではの処理がいくつかあります。
法人税については会計事務所で計算されることが多いため、大きな心配はありませんが、期末特有の仕訳があることを押さえておくと、全体の理解がぐっと深まります。
■マニュアル化して経理の精度を高める
期末には、通常の月次とは異なる会計処理が発生します。
こうした内容を経理担当者が理解していくことで、数値の違和感に気づきやすくなったり、月次決算のスピードが上がったりと、さまざまなメリットが期待できそうです。
結果として、社内全体の数字に対する意識や精度の向上にもつながっていくのではないでしょうか。
まずは一度、期末の仕訳を整理し、マニュアルにしておくことをおすすめします。
【メッセージ】
期末には、会計特有の仕訳が発生します。
こうした内容に経理担当者が慣れていくことで、数値の異常に気づきやすくなったり、月次決算において試算表をスムーズに作成できたりと、自社の計数に対する意識や精度も高まっていくはずです。
まずは一度、マニュアル化に取り組んでみてはいかがでしょうか。











